生化学 SEIKAGAKU
Journal of Japanese Biochemical Society

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Journal of Japanese Biochemical Society 87(6): 705-722 (2015)
doi:10.14952/SEIKAGAKU.2015.870705

総説Review

プロテアソームの作動機構と細胞内動態Structure, dynamics and functions of the proteasome

公益財団法人東京都医学総合研究所生体分子先端研究分野蛋白質代謝研究室Laboratory of Protein Metabolism, Department of Advanced Science for Biomolecules, Tokyo Metropolitan Institute of Medical Science ◇ 〒156-8506 東京都世田谷区上北沢二丁目1番6号Kami-Kitazawa 2-1-6, Setagaya-ku, Tokyo 156-8506, Japan

発行日:2015年12月25日Published: December 25, 2015
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プロテアソームは生命史上最も複雑で洗練されたプロテアーゼである.プロテアソームはユビキチン化タンパク質を速やかに選択的に除去することで,細胞内タンパク質の恒常性維持のみならず,細胞周期の進行やシグナル伝達などさまざまな生命現象において必須の役割を果たしている.近年,クライオ電子顕微鏡による構造解析が驚異的に進展し,プロテアソームはユビキチン化タンパク質を確実に分解するために隅々までうまくデザインされた分子マシーンであることがわかってきた.さらに,タンパク質恒常性の維持のために,プロテアソームの分解キャパシティーが遺伝子発現,分子集合,活性調節などさまざまなレベルで制御されていることがわかってきた.本稿では,プロテアソームの構造と作動機構,プロテアソームレベルの制御,細胞内動態,阻害剤開発について最新の研究動向を我々の知見と併せて紹介する.

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