生化学 SEIKAGAKU
Journal of Japanese Biochemical Society

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Journal of Japanese Biochemical Society 91(4): 472-481 (2019)
doi:10.14952/SEIKAGAKU.2019.910472

総説Review

ロドプシンの作動メカニズムMechanism of Rhodopsin Function

名古屋工業大学大学院工学研究科生命・応用化学科Nagoya Institute of Technology ◇ 〒466–8555 名古屋市昭和区御器所町 ◇ Showa-ku, Nagoya 466–8555, Japan

発行日:2019年8月25日Published: August 25, 2019
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ロドプシンはレチナール分子を光吸収に用いて光情報変換やエネルギー変換に働く膜タンパク質である.動物ロドプシン(animal rhodopsin)は視物質としてGタンパク質を活性化する一方,微生物ロドプシン(microbial rhodopsin)はポンプ・チャネル・センサー・酵素など多彩な機能を持つ.ロドプシンは構造機能相関の研究が進んだ膜タンパク質としてよく知られているが,最近では光遺伝学(optogenetics)の主要ツールとして応用研究への期待も高い.我々はこれまでロドプシンの作動メカニズムを研究する中で,新しいロドプシン機能の発見や創成にも関わってきた.本稿では,ナトリウムポンプや内向きプロトンポンプ,ヘリオロドプシンなど我々の微生物ロドプシン研究を中心にロドプシンの作動メカニズムについて最新の知見を紹介する.

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