生化学 SEIKAGAKU
Journal of Japanese Biochemical Society

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SEIKAGAKU: Journal of Japanese Biochemical Society 87(1): 68-74 (2015)
doi:10.14952/SEIKAGAKU.2015.870068

特集「核‒細胞質間分子輸送システム:基本分子メカニズムの理解とその応用」Special Review

適正なRNA核外輸送複合体形成の保証機構Regulation of proper complex formation for nuclear RNA export

京都大学ウイルス研究所Institute for Virus Research, Kyoto University ◇ 〒606-8507 京都府京都市左京区聖護院川原町5353 Shogoin-Kawahara-cho, Sakyo-ku, Kyoto-shi, Kyoto 606-8507

発行日:2015年2月25日Published: February 25, 2015
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真核細胞では,さまざまな種類のRNAが核から細胞質へと輸送される.その際,RNAはそれぞれの種類に対応した輸送因子群によって認識され,それらとともに核外輸送複合体を形成する.近年,輸送因子群はRNAを細胞質へ輸送するだけではなく,そのRNAの品質管理に携わったりRNAの機能に影響を与えたりすることがわかってきた.したがって,RNAが適切な輸送複合体を形成する仕組みは正常な遺伝子発現にとって重要である.しかしRNAの中には,ふさわしくない輸送因子群と複合体を形成しかねない特徴を持つものが存在する.このようなRNAの核外輸送において,輸送複合体形成はどのように制御されているのだろうか.本稿では,細胞やウイルスが備える,不適切な輸送複合体の形成を防止する機構について紹介する.

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