翻訳後修飾による酵素の多機能性を探る―質量分析技術
大阪大学大学院理学研究科生物科学専攻 ◇ 〒560-0043 大阪府豊中市待兼山町1番1号
発行日:2015年6月25日
タンパク質を構成するアミノ酸の種類は限られていると考えられていた.しかし最近になって質量分析技術が向上したおかげで,タンパク質はさまざまな翻訳後修飾を受けて,多機能性を発揮していることが明らかになってきた.本稿では,リシン残基のアシル化の翻訳後修飾についてプロテオーム解析を行うとともに,タンパク質の立体構造情報を活用すると,それら翻訳後修飾による多機能性が数多く示唆されるようになったので,その現状について報告する.
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