生化学 SEIKAGAKU
Journal of Japanese Biochemical Society

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公益社団法人日本生化学会 The Japanese Biochemical Society
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Journal of Japanese Biochemical Society 87(3): 292-297 (2015)
doi:10.14952/SEIKAGAKU.2015.870292

特集「タンパク質・酵素の隠された機能について,探索とその技術」Special Review

プログラムされていないフォールディングアミロイド線維の形成Unprogrammed protein folding: The formation of amyloid fibrils

神戸大学大学院理学研究科Graduate School of Science, Kobe University ◇ 〒657-8501 兵庫県神戸市灘区六甲台町1番1号1-1 Rokkodai-cho, Nada-ku, Kobe-shi, Hyogo 657-8501, Japan

発行日:2015年6月25日Published: June 25, 2015
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タンパク質は,そのアミノ酸配列にインプットされたプログラムに従いフォールディングし生体内で機能を発揮するのが原則である.それにも関わらず,生体内ではプログラムから外れたフォールディングが引き起こされることがあり,その結果形成される代表的な構造形態の一つがアミロイド線維である.本稿では,これまでに明らかとなっているアミロイド線維の基本的な構造や形成機構を概説する.なかでも,アミロイド線維形成が起こる初期過程である核形成は線維形成反応全体の律速段階であり,アミロイド線維構造の出現,ひいては疾病の発症時期を左右する重要な過程として興味深い.そこで,線維核構造が構築される際のタンパク質分子の初期集合の実態について過去の研究報告や筆者らの結果を交えて紹介する.

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