生化学 SEIKAGAKU
Journal of Japanese Biochemical Society

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公益社団法人日本生化学会 The Japanese Biochemical Society
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Journal of Japanese Biochemical Society 87(3): 326-332 (2015)
doi:10.14952/SEIKAGAKU.2015.870326

特集「タンパク質・酵素の隠された機能について,探索とその技術」Special Review

L-ピペコリン酸およびL-プロリンの生成に関わる多機能性酵素A multifunctional enzyme involved in the formation of L-pipecolic acid and L-proline

立命館大学生命科学部College of Life Sciences, Ritsumeikan University ◇ 〒525-8577 滋賀県草津市野路東一丁目1番1号1-1-1 Noji-Higashi, Kusatsu-shi, Shiga 525-8577 Japan

発行日:2015年6月25日Published: June 25, 2015
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光学活性なアミノ酸およびそれらの誘導体は,医薬品工業や化学工業における合成中間体として有用である.酵素や微生物を用いたキラル化合物合成法の開発は低環境負荷型の技術として今後ますます重要になると思われる.また,生体における生理的な面からもキラル化合物およびその生合成に関与する酵素の果たす役割は興味深い.本稿では,α-ケト酸とメチルアミンからN-メチル-L-アミノ酸を立体選択的に生成する活性を持つとともに,Δ1-ピペリデイン-2-カルボン酸ならびにΔ1-ピロリン-2-カルボン酸の不斉還元を触媒し,L-ピペコリン酸およびL-プロリンを生じる多機能性酵素に関する研究を紹介する.

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