生化学 SEIKAGAKU
Journal of Japanese Biochemical Society

Online ISSN: 2189-0544 Print ISSN: 0037-1017
公益社団法人日本生化学会 The Japanese Biochemical Society
〒113-0033 東京都文京区本郷5-25-16 石川ビル3階 Ishikawa Building 3F, 5-25-26 Hongo, Bunkyo-ku Tokyo 113-0033, Japan
Journal of Japanese Biochemical Society 87(3): 342-347 (2015)
doi:10.14952/SEIKAGAKU.2015.870342

総説Review

腫瘍抑制因子MeninによるT細胞老化の制御The critical role of Menin for regulating T cell senescence

愛媛大学大学院医学系研究科医学専攻病因・病態領域免疫学講座Department of Immunology, Division of Pathogenesis and Pathophysiology, Program for Medical Sciences, Graduate School of Medicine, Ehime University ◇ 〒791-0295 愛媛県東温市志津川Shitsukawa, Toon-shi, Ehime 791-0295, Japan

発行日:2015年6月25日Published: June 25, 2015
HTMLPDFEPUB3

老化細胞における炎症性因子の高発現は,senescence-associated secretory phenotype(SASP)としてさまざまな細胞において報告されている.SASPが誘発する前炎症状態は,インフラメージング(inflammaging: inflammation+aging)とも呼ばれ,加齢に伴って増加する自己免疫疾患や発がんの増加と密接に関連している.インフラメージングの誘導には,免疫担当細胞の老化が関与し,特に,T細胞老化が大きな影響を及ぼすことが予想されている.しかしながら,T細胞老化の定義はいまだ十分ではなく,その分子機構についても不明な点が多い.筆者らは,T細胞老化の分子メカニズムを解明する目的で研究を行い,腫瘍抑制因子Meninが,CD4 T細胞の老化のエピゲノム調節に関与していることを新たに見いだした.

This page was created on 2015-04-21T18:40:19.454+09:00
This page was last modified on 2015-06-19T11:30:33.425+09:00


このサイトは(株)国際文献社によって運用されています。