生化学 SEIKAGAKU
Journal of Japanese Biochemical Society

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Journal of Japanese Biochemical Society 87(6): 659-665 (2015)
doi:10.14952/SEIKAGAKU.2015.870659

総説Review

Rap1を介したリンパ球移動の制御機構Regulation of lymphocyte trafficking

北里大学理学部School of Science, Kitasato University ◇ 〒252-0373 神奈川県相模原市南区北里一丁目15番1号Kitazato 1-15-1, Minami-ku, Sagamihara-shi, Kanagawa 252-0373, Japan

発行日:2015年12月25日Published: December 25, 2015
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免疫システムは活発な免疫細胞の生体内移動を基盤としており,時間的・空間的に厳密に制御されることによって秩序が維持され,生体防御機能を発揮できる.リンパ球は血流を介して全身を移動しているが,リンパ節へ到達すると高内皮細静脈(HEV: high endothelial venule)からリンパ節内に移動(ホーミング)し,特異抗原を探索する.こうしたリンパ球のリンパ節巡回は獲得免疫の開始に必須である.インテグリンを介する接着・移動は,このリンパ球のホーミングや抗原探索の基盤となっている.低分子量Gタンパク質Rap1は,下流標的分子として,2種のタンパク質(RAPLとMst1)を活性化することで,インテグリンを介する細胞移動を促進している.今回,Mst1の下流でRab13が,この過程に重要な役割を果たしていることを突き止めたので紹介する.

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