CRISPR-Cas9の構造と機能
1 東京大学大学院理学系研究科 ◇ 〒113-0033 東京都文京区本郷七丁目3番1号
2 国立研究開発法人科学技術振興機構戦略的創造研究推進事業さきがけ「ライフサイエンスの革新を目指した構造生命科学と先端的基盤技術」研究領域
発行日:2015年12月25日
CRISPR-Cas獲得免疫機構に関わるRNA依存性DNAヌクレアーゼとして発見されたCas9は,ゲノム編集を初めとするさまざまな新規技術に応用され生命科学を一変させた.最近の結晶構造解析により,Cas9のRNA依存性DNA切断機構が明らかになってきた.さらに,Cas9の構造情報は新たなゲノム編集ツールの開発にも大きく貢献している.本稿では,CRISPR-Cas9の構造生物学研究の最新の知見を紹介したい.
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