生化学 SEIKAGAKU
Journal of Japanese Biochemical Society

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公益社団法人日本生化学会 The Japanese Biochemical Society
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Journal of Japanese Biochemical Society 88(1): 94-104 (2016)
doi:10.14952/SEIKAGAKU.2016.880094

総説Review

植物スフィンゴ脂質の構造多様性と代謝経路の解析Plant sphingolipids: recent advances in the analyses of their structural diversity and metabolic pathway

1甲南大学大学院自然科学研究科Department of Biology, Graduate School of Natural Science, Konan University ◇ 〒658–8501 兵庫県神戸市東灘区岡本8–9–1 14号館 植物生化学研究室 ◇ 8–9–1 Okamoto, Higashinada-ku, Kobe, Hyogo 658–8501, Japan

2甲南大学統合ニューロバイオロジー研究所Institute for Integrative Neurobiology, Konan University ◇ 〒658–8501 兵庫県神戸市東灘区岡本8–9–1 14号館 ◇ 8–9–1 Okamoto, Higashinada-ku, Kobe, Hyogo 658–8501, Japan

発行日:2016年2月25日Published: February 25, 2016
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植物スフィンゴ脂質を網羅的に分析すると,グリコシルイノシトールホスホセラミド,グルコシルセラミドで全体のほぼ9割を占める.植物スフィンゴ脂質を動物や酵母に存在するスフィンゴ脂質と比較すると,スフィンゴ脂質の基本骨格である長鎖塩基の構造多様性により,非常に多くのセラミド分子が存在する.一方で,植物スフィンゴ脂質におけるセラミド分子の構造多様性は,グルコシルセラミドにのみ見つかるようで,その生理的意義は何か.本稿では,植物スフィンゴ脂質の構造と,その多様性をもたらす代謝酵素に関する最近の知見を概説したい.また,植物スフィンゴ脂質が持つ構造多様性を解析するための液体クロマトグラフィー・タンデム質量分析(LC-MS/MS)による分析法のポイントとその課題について述べるとともに,最近の分析結果についても紹介したい.

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