生化学 SEIKAGAKU
Journal of Japanese Biochemical Society

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Journal of Japanese Biochemical Society 88(2): 182-191 (2016)
doi:10.14952/SEIKAGAKU.2016.880182

総説Review

遊離N型糖鎖(FNG)—その存在と多様な生成,分解機構Free N-glycans (FNG)—occurrence and diverse mechanisms for their formation and degradation

理化学研究所理研–マックスプランク連携研究センターシステム糖鎖生物学研究グループ糖鎖代謝学研究チームGlycometabolome Team, Systems Glycobiology Research Group RIKEN–Max Planck Joint Research Center for Systems Chemical Biology RIKEN Global Research Cluster ◇ 〒351–0198 埼玉県和光市広沢2–1 ◇ 2–1 Hirosawa, Wako, Saitama 351–0198, Japan

発行日:2016年4月25日Published: April 25, 2016
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アスパラギン結合(N)型糖鎖はタンパク質の最も重要な翻訳後修飾の一つであり,タンパク質のフォールディングや細胞内/細胞外のタンパク質の局在,生理活性などに重要な役割を果たす例が数多く知られている.最近N型糖鎖およびその前駆体(ドリコール結合型糖鎖)から遊離される,構造上N型糖鎖と類似性を持つ遊離の糖鎖(遊離N型糖鎖,free N-glycan:FNG)がさまざまな生物種で生成することが示されてきている.その生成機構は単一でなく,生物種によっても大きく異なる.本稿では遊離N型糖鎖の生成,代謝機構について,主に出芽酵母と哺乳動物における研究について最新の知見を紹介したい.

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