生化学 SEIKAGAKU
Journal of Japanese Biochemical Society

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Journal of Japanese Biochemical Society 89(2): 176-188 (2017)
doi:10.14952/SEIKAGAKU.2017.890176

総説Review

ヘムセンサーHRIやヘム基盤酸素センサーEcDOS, YddV, AfGcHK,および関連ヘムセンサーの構造と機能の関係Structure and function relationships of a heme sensor, HRI, and heme-based oxygen sensors, EcDOS, YddV and AfGcHK, and related heme sensors

東北大学名誉教授Professor emeritus at Tohoku University

発行日:2017年4月25日Published: April 25, 2017
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ヘム鉄はヘモグロビン,シトクロムc,P450などのヘムタンパク質において,酸素が関わる反応や電子移動などの活性中心としてよく知られているが,近年,(1)ヘム鉄がシグナル分子になってタンパク質に結合・解離し,標的タンパク質のDNA結合能や酵素活性を制御することや,(2)酸素,NO, COなどの分子がシグナルとして標的タンパク質内のヘム鉄に結合・解離し,標的分子内の別のドメインのDNA結合能や酵素活性を制御することが明らかになり,これらヘム鉄をリガンドとするヘムセンサーやガスセンサータンパク質が多くの重要な生理機能に関与することが判明した.本稿では,著者らが研究をしてきたHRIなどのヘムセンサー,およびEcDOS, YddV, AfGcHKなどの酸素センサーの分子機構について概説するとともに,周辺分野の最近の知見についても紹介する.

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