生化学 SEIKAGAKU
Journal of Japanese Biochemical Society

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Journal of Japanese Biochemical Society 89(2): 189-198 (2017)
doi:10.14952/SEIKAGAKU.2017.890189

総説Review

ホスホリパーゼCの活性化機構と生理機能Regulation and physiological functions of phospholipase C

東京薬科大学生命科学部ゲノム病態医科学研究室Laboratory of Genome and Biosignals, School of Life Sciences, Tokyo University of Pharmacy and Life Sciences ◇ 〒192–0392 東京都八王子市堀内1432–1 ◇ 1432–1 Horinouchi, Hachioji, Tokyo 192–0392, Japan

発行日:2017年4月25日Published: April 25, 2017
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ホスホリパーゼC(PLC)は細胞膜構成微量リン脂質であるホスファチジルイノシトール4,5-二リン酸を加水分解し,イノシトール1,4,5-三リン酸とジアシルグリセロールを産生する酵素である.哺乳動物では13種類のPLCアイソザイムが存在しており,それらは六つのサブタイプに大別される.各サブタイプはユニークなドメイン構造を有しており,この構造的な特徴がサブタイプ特異的な機能や活性制御機構に深く関与している.近年の遺伝子改変動物を用いた研究により,同じ反応を触媒するにも関わらず,各PLCアイソザイムが固有の生理的役割を有することが示されてきた.本稿ではPLCの活性制御機構と個体レベルでの生理機能について筆者らの研究成果も含め概説する.

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