生化学 SEIKAGAKU
Journal of Japanese Biochemical Society

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Journal of Japanese Biochemical Society 89(2): 221-229 (2017)
doi:10.14952/SEIKAGAKU.2017.890221

総説Review

微生物を用いた生合成工学Bioengineering utilizing microorganisms

北海道大学大学院工学研究院応用化学部門応用生物化学研究室Graduate School of Engineering, Hokkaido University ◇ 〒060–8628 札幌市北区北13条西8丁目 ◇ N13 & W8, Kita-ku, Sapporo, Hokkaido 060–8628, JAPAN

発行日:2017年4月25日Published: April 25, 2017
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アミノ酸発酵に代表されるように,日本では微生物が持つ代謝活性をものづくりに有効活用してきた.古くは望む代謝活性を持つ微生物の探索が主であったが,近年はメタゲノムも含めゲノム情報からのアプローチが可能となった.筆者は本手法を用い,一次代謝ではメナキノン,パラアミノ安息香酸,ペプチドグリカンの生合成に関与する新規生合成経路・酵素を発見し,二次代謝では放線菌や糸状菌が生産する生理活性物質の詳細な生合成機構の解明を行ってきた.さらに前者では新規経路特異的阻害剤の探索による抗ピロリ菌剤への展開,後者では半合成に適した生合成中間体蓄積株の育種と応用へも発展させてきた.本稿では,これらの詳細について紹介したい.

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