生化学 SEIKAGAKU
Journal of Japanese Biochemical Society

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Journal of Japanese Biochemical Society 90(1): 21-26 (2018)
doi:10.14952/SEIKAGAKU.2018.900021

特集Special Review

ゴルジ体病とゴルジ体の新機能Golgipathies and the novel functions of the Golgi apparatus

京都産業大学総合生命科学部生命システム学科Division of Molecular Biosciences, Faculty of Life Sciences, Kyoto Sangyo University ◇ 〒603–8555 京都市北区上賀茂本山 ◇ 603–8555 Motoyama, Kamigamo, Kita-ku, Kyoto 603–8555, Japan

発行日:2018年2月25日Published: February 25, 2018
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分泌タンパク質や膜タンパク質のほとんどは,ゴルジ体で糖鎖付加や切断などの修飾を受けた後,分別されて分泌経路のオルガネラや細胞膜,細胞外へと配送される.ゴルジ体の構造や機能の不全は,これらのタンパク質の構造や機能,配送の異常を引き起こし,神経変性疾患や糖鎖合成異常症などの疾患の原因となる.近年,ゴルジ体が細胞骨格系や情報伝達系と直接的な相互制御回路を形成しており,ゴルジ体の構造や機能の変化が,細胞運動や細胞極性の異常を介して,発がんの要因にもなることが明らかになってきた.本稿では,ゴルジ体と細胞骨格系や情報伝達系とをつなぐ因子群,特にゴルジ体病の要因となる因子群について概説する.

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