生化学 SEIKAGAKU
Journal of Japanese Biochemical Society

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Journal of Japanese Biochemical Society 90(5): 621-636 (2018)
doi:10.14952/SEIKAGAKU.2018.900621

特集Special Review

LPI受容体としてのGPR55GPR55 as a G-protein coupled receptor for lysophosphatidylinositol

帝京大学薬学部Faculty of Pharm-Sciences, Teikyo University ◇ 〒173–8605 東京都板橋区加賀2–11–1 ◇ 2–11–1 Kaga, Itabashi-Ku, Tokyo 173–8605, Japan

発行日:2018年10月25日Published: October 25, 2018
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大麻の成分,Δ9-テトラヒドロカンナビノールの受容体として,カンナビノイドCB1とCB2受容体がある.我々は2-アラキドノイルグリセロール(2-AG)がこれらの受容体の内在性リガンドであることを発見した.しかし,大麻の作用がCB1とCB2受容体だけでは説明できないことが指摘され,GPR55が第三の受容体として同定された.我々は続いてリゾホスファチジルイノシトール(LPI)がGPR55の内在性リガンドであることを発見した.構造活性相関を検討したところ,2-アラキドノイルLPIが最も活性が高いアゴニストであることを見いだした.本稿では,LPIとその受容体GPR55に関して,これまでに得られている知見を紹介する.また,マリファナ物質に反応する受容体のCB1, CB2, GPR35についても概説する.

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