生化学 SEIKAGAKU
Journal of Japanese Biochemical Society

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Journal of Japanese Biochemical Society 90(5): 664-673 (2018)
doi:10.14952/SEIKAGAKU.2018.900664

総説Review

小胞体SNAREタンパク質の多様な機能Various functions of ER-localized SNARE protein

東京薬科大学・生命科学部・分子細胞生物学研究室School of Life Sciences, Tokyo University of Pharmacy and Life Sciences Laboratory of Molecular Cell Biology ◇ 東京都八王子市堀之内1432–1 ◇ 1432–1 Horinouchi, Hachioji, Tokyo, Japan

発行日:2018年10月25日Published: October 25, 2018
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Syntaxin 17(Stx17)は小胞体に局在するSNAREタンパク質として,Scheller博士らによって2000年に同定された.その後Stx17に関連するきわだった報告は滞っていたが,2012年にStx17がオートファジーに重要な役割を担っていることが報告されてから,世界中の研究者の注目を浴びるタンパク質となっている.筆者らは,通常培養下におけるStx17の機能に着目して研究を行い,Stx17が小胞体–ミトコンドリア接触部位においてミトコンドリアの分裂制御に働いていることを見いだした.さらに,肺炎を引き起こす病原菌の一種であるレジオネラ感染によりStx17が分解されることを見いだし,レジオネラはStx17を分解することでオートファジーのみならずアポトーシスも抑制していることを明らかにした.

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