膜タンパク質とタンパク質品質管理機構
千葉大学大学院理学研究院生物学研究部門 ◇ 〒263–8522 千葉市稲毛区弥生町1–33
発行日:2018年12月25日
細胞内は親水性の細胞質基質と疎水性の細胞膜から構成される.膜タンパク質はその名のとおり,膜内に高疎水性ドメインが挿入されて膜上で機能するタンパク質である.親水性の細胞質内で合成され,高疎水性ドメインを持つ膜タンパク質が疎水性の膜に挿入されるという非常に繁雑でかつリスクを伴う過程を,細胞はどのように達成しているのだろうか? 本稿では膜タンパク質の挿入経路と品質管理システム,さらにオートファジーにおける膜タンパク質の関わりも含めて概説する.
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