生化学 SEIKAGAKU
Journal of Japanese Biochemical Society

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Journal of Japanese Biochemical Society 91(2): 191-209 (2019)
doi:10.14952/SEIKAGAKU.2019.910191

総説Review

カルシウム依存的相互作用因子から探るpenta-EF-handファミリーの機能Exploring functions of the penta-EF-hand family by searching for calcium-dependent interacting factors

名古屋大学大学院・生命農学研究科・応用生命科学専攻Department of Applied Biosciences, Graduate School of Bioagricultural Sciences, Nagoya University ◇ 〒464–8601 愛知県名古屋市千種区不老町 ◇ Furo-cho, Chikusa-ku, Nagoya, Aichi-ken 464–8601, Japan

発行日:2019年4月25日Published: April 25, 2019
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典型的カルパイン分子中に見いだされたpenta-EF-hand(PEF)ドメインは,EF-handを連続して五つ持ち,C末端のEF5どうしが一対になって二量体を形成する.PEFファミリーには,sorcinやALG-2のように触媒ドメインを持たないメンバーが存在し,さまざまなタンパク質と相互作用してその機能を発揮する.動物細胞においてALG-2二量体はカルシウム依存性分子アダプターとして働き,異なる分子どうしの連結や標的複合体を安定化をする.ESCRTシステムにおける初期補助因子としての役割や,小胞体–ゴルジ体間における小胞輸送調節が注目されている.一方,PEFドメインを持たない非典型的カルパインであるcalpain-7は,N末端にMITドメインを持ち,ESCRT因子と相互作用して活性化され,エンドソーム・リソソーム経路で働いている.

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