生化学 SEIKAGAKU
Journal of Japanese Biochemical Society

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Journal of Japanese Biochemical Society 91(5): 595-601 (2019)
doi:10.14952/SEIKAGAKU.2019.910595

特集Special Review

拡大する選択的オートファジーによる細胞制御Intracellular mechanisms regulated by selective macroautophagy

順天堂大学医学部生理学第二講座Department of Physiology, Juntendo University Graduate School of Medicine ◇ 〒113–8421 東京都文京区本郷2–1–1 ◇ Hongo 2–1–1, Bunkyo-ku Tokyo 113–8421, Japan

発行日:2019年10月25日Published: October 25, 2019
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オートファジーは液胞あるいはリソソームにおいて自己成分を分解する経路の総称である.複数あるオートファジー経路のうちオートファゴソーム形成を伴うマクロオートファジーの研究が最も進んでいる.一般にオートファジーは非選択的分解経路と考えられてきたが,マクロオートファジーをはじめすべてのオートファジー経路が可溶性タンパク質,液–液相分離した顆粒,凝集体,核酸さらには細胞小器官(オルガネラ)をも選択的に認識,隔離,分解することが明らかになり,その生理作用が注目されている.本稿では,まずマクロオートファジーによる選択的基質分解機構を概説し,後半に著者らが最近見いだしたマクロオートファジーによる可溶性タンパク質p62/SQSTM1とNCoR1の選択的分解とその生理作用,ストレス応答機構と細胞内代謝制御について紹介する.

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