生化学 SEIKAGAKU
Journal of Japanese Biochemical Society

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Journal of Japanese Biochemical Society 92(5): 640-648 (2020)
doi:10.14952/SEIKAGAKU.2020.920640

特集Special Review

神経変性疾患におけるスフィンゴ脂質の役割Roles of sphingolipids in neurodegenerative diseases

北海道大学大学院先端生命科学研究院Faculty of Advanced Life Science, Hokkaido University ◇ 〒001–0021 北海道札幌市北区北21条西11丁目 ◇ Kita 21 Nishi 11, Kita-ku, Sapporo 001–0021, Japan

発行日:2020年10月25日Published: October 25, 2020
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アルツハイマー病やパーキンソン病などの神経変性疾患の病理形成過程にスフィンゴ脂質と呼ばれる膜脂質の一群が関与することが示唆されている.パーキンソン病ではリスク因子としてスフィンゴ糖脂質の分解酵素であるグルコセレブロシダーゼ遺伝子変異が同定され,関連脂質はレヴィ小体形成に関与する可能性がある.またアルツハイマー病ではAβアミロイドやタウ病理など複数の病理形成過程においてセラミドやスフィンゴミエリンをはじめとしたスフィンゴ脂質が関与する分子機序が提案されている.本稿では,これら疾患におけるスフィンゴ脂質の役割について,セラミド依存的に産生されAβ分解機能を持つエクソソームに関する我々の最近の研究を含めて紹介する.

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