生化学 SEIKAGAKU
Journal of Japanese Biochemical Society

Online ISSN: 2189-0544 Print ISSN: 0037-1017
公益社団法人日本生化学会 The Japanese Biochemical Society
〒113-0033 東京都文京区本郷5-25-16 石川ビル3階 Ishikawa Building 3F, 5-25-26 Hongo, Bunkyo-ku Tokyo 113-0033, Japan
Journal of Japanese Biochemical Society 92(5): 688-694 (2020)
doi:10.14952/SEIKAGAKU.2020.920688

特集Special Review

リン脂質リモデリングが作る神経細胞膜機能ドメインFunctional domains on the plasma membrane of neurons formed by acyl-chain remodeling of phospholipids

高知大学医学部生化学教室Department of Biochemistry, Kochi University Medical School ◇ 〒783–8501 高知県南国市岡豊町小蓮 ◇ Nankoku, Kochi 783–8501, Japan

発行日:2020年10月25日Published: October 25, 2020
HTMLPDFEPUB3

生体膜は,リン脂質を主成分とする脂質二重層で構成されている.このリン脂質にはさまざまに異なる脂肪酸構造が存在することが知られているが,その意義はほとんど解明されていない.最近,リン脂質の脂肪酸構造を制御する脂肪酸リモデリング反応が特定の脂肪酸構造を持つリン脂質分子種の局在を膜上に作り,膜貫通領域を介した膜タンパク質-脂質相互作用により,膜タンパク質の選択的な局在化や小胞輸送を制御することがわかってきた.本稿では,神経細胞シナプス領域にみられる機能ドメインの形成におけるこうした事例を紹介する.

This page was created on 2020-09-01T11:07:20.681+09:00
This page was last modified on 2020-10-16T08:30:04.000+09:00


このサイトは(株)国際文献社によって運用されています。