生化学 SEIKAGAKU
Journal of Japanese Biochemical Society

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Journal of Japanese Biochemical Society 92(5): 695-705 (2020)
doi:10.14952/SEIKAGAKU.2020.920695

総説Review

HMGAタンパク質の生理機能の生化学的基盤Biochemical basis for physiological functions of HMGA proteins

東京大学大学院薬学系研究科Graduate School of Pharmaceutical Sciences, The University of Tokyo ◇ 〒113–0033 東京都文京区本郷7–3–1 ◇ 7–3–1 Hongo, Bunkyo-ku, Tokyo 113–0033, Japan

発行日:2020年10月25日Published: October 25, 2020
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遺伝子の転写を制御するクロマチンの高次構造は,さまざまな細胞現象を制御する.数多く存在するクロマチン構成因子の一つであるHMGAタンパク質も,さまざまな組織の発生やがん化などの疾患,細胞老化などの減少に関与することがわかってきている.HMGAタンパク質の生化学的解析は古くから行われており,AT-richなDNAに結合するAT-hookドメインを有し,また直接ヌクレオソームに結合することなどもわかっているが,HMGAタンパク質のどのような生化学的性質が,それぞれの生理現象に関与しているのかはいまだ不明である.本稿では,これまでにわかっているHMGAタンパク質が有する生化学的性質を紹介したのちに,それがどのように細胞・個体レベルの生理現象を制御するのかについて議論したい.

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