生化学 SEIKAGAKU
Journal of Japanese Biochemical Society

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公益社団法人日本生化学会 The Japanese Biochemical Society
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Journal of Japanese Biochemical Society 92(5): 706-716 (2020)
doi:10.14952/SEIKAGAKU.2020.920706

総説Review

生体イメージングによる細胞動態ネットワークの解明Dynamic cellular networks revealed by intravital two-photon imaging

大阪大学大学院医学系研究科/大学院生命機能研究科免疫細胞生物学Department of Immunology and Cell Biology, Graduate School of Medicine and Frontier Biosciences, Osaka University ◇ 〒565–0871 大阪府吹田市山田丘2–2 ◇ 2–2 Yamada-oka, Suita, Osaka 565–0871, Japan

発行日:2020年10月25日Published: October 25, 2020
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個体を構成する多種多様な細胞は,周囲の状況に反応して性質を変え,場合によっては活動拠点も変えている.これまで,これらの細胞の“変化”がどのように連動して起こっているのか,その実態については不明であった.しかし近年,2光子励起顕微鏡を用いたライブイメージング技術がめざましい発展を遂げ,生体内における各種細胞のさまざまな“動態”や“機能”をリアルタイムで観察することができるようになった.これにより,細胞どうしがどのように相互作用することで生命活動を維持しているのか,その連続的なプロセスが明らかになりつつある.本稿では,当研究室における生体イメージング研究の成果を中心に,細胞の“動き”から読み解くことができた生命の原理について解説する.さらに,新規治療薬の開発やヒトの組織診断など医療応用に向けた,生体イメージング技術を駆使した我々の取り組みについても紹介する.

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