生化学 SEIKAGAKU
Journal of Japanese Biochemical Society

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公益社団法人日本生化学会 The Japanese Biochemical Society
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Journal of Japanese Biochemical Society 93(1): 52-58 (2021)
doi:10.14952/SEIKAGAKU.2021.930052

特集Special Review

食と腸内細菌による宿主の代謝制御Host metabolic regulation via diet and gut microbiota

1東京農工大学大学院農学研究院Graduate School of Agriculture, Tokyo University of Agriculture and Technology ◇ 〒183–8509 東京都府中市幸町3–5–8 ◇ 3–5–8 Saiwai-cho, Fuchu-shi, Tokyo 183–8509, Japan

2京都大学大学院生命科学研究科Graduate School of Biostudies, Kyoto University ◇ 〒606–8501 京都府京都市左京区吉田近衛町 ◇ Yoshida-Konoecho, Sakyo-ku, Kyoto-shi, Kyoto 606–8501, Japan

発行日:2021年2月25日Published: February 25, 2021
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我々が生命を維持するためには食事によるエネルギー摂取が非常に重要である.しかしながら,近年の食の欧米化に伴い,過度な食事や高脂肪・高炭水化物食(高エネルギー食)による過剰エネルギー摂取が,肥満・糖尿病に代表される代謝性疾患を引き起こすことが問題となっている.また,腸内細菌が代謝性疾患と密接に関与することが科学的根拠に基づき明らかにされ,近年では,網羅的な腸内細菌叢の解析から,肥満症などの病態と直接的に関与する腸内細菌種やその代謝物の同定が積極的に行われ,宿主の生体恒常性維持に重要な役割を果たすことが期待されている.本稿では,食事と腸内細菌叢の変化が生活習慣病に及ぼす最新の知見を,筆者らの研究成果とともに概説する.

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