生化学 SEIKAGAKU
Journal of Japanese Biochemical Society

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公益社団法人日本生化学会 The Japanese Biochemical Society
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Journal of Japanese Biochemical Society 93(1): 59-66 (2021)
doi:10.14952/SEIKAGAKU.2021.930059

特集Special Review

細胞の分化と栄養Nutrition and cell differentiation

東京工業大学生命理工学院School of Life Science and Technology, Tokyo Institute of Technology ◇ 〒226–0026 神奈川県横浜市緑区長津田町4259 B32 ◇ 4259 B32 Nagatsuta-cho, Midori-ku, Yokohama, Kanagawa 226–0026, Japan

発行日:2021年2月25日Published: February 25, 2021
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多分化能と自己複製能をあわせ持つ多能性幹細胞は細胞の増殖・代謝・分化の関連を研究するための理想的なモデル系である.我々を含め複数の研究グループの検討から,培養液中の栄養因子,特にアミノ酸が多能性幹細胞の未分化性維持および分化制御に重要な役割を果たしていることが明らかになってきた.本稿では,栄養が幹細胞の増殖および分化に与える影響について,多能性幹細胞とアミノ酸の関係に注目して議論する.まず,特定のアミノ酸代謝経路の変化が幹細胞の自己複製と分化のバランスにどのような影響を与えるかについて述べ,細胞の代謝特性を利用した栄養主体的な分化誘導方法についても紹介する.

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