生化学 SEIKAGAKU
Journal of Japanese Biochemical Society

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公益社団法人日本生化学会 The Japanese Biochemical Society
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Journal of Japanese Biochemical Society 93(1): 82-92 (2021)
doi:10.14952/SEIKAGAKU.2021.930082

特集Special Review

時間栄養学的視点で健康な食生活リズムHealthy eating lifestyle based on chrono-nutrition

早稲田大学先進理工学研究科Waseda University, Graduate School of Advanced Science and Engineering ◇ 〒162–8480 東京都新宿区若松町2–2 早稲田大学先端生命医科学センター1階302号室 ◇ TWIns 1F-C302, 2–2 Wakamatsu-cho, Shinjuku-ku, Tokyo 162–8480, Japan

発行日:2021年2月25日Published: February 25, 2021
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時計遺伝子によって制御される我々の体内時計は,近年では,食・栄養素と相互作用することがわかってきた.すなわち,食・栄養素は体内時計のリズムを調節し,体内時計は自身が制御する消化・吸収・代謝のリズムによって,食・栄養素を摂取したときの生理応答を変化させる.この体内時計と食・栄養素との相互作用を踏まえると,健康のためには“何を”“どのくらい”食べるのかがもちろん重要であるが,“いつ”食べるのかという時間軸の概念も重要であると考えられる.事実,朝食欠食のような食生活の乱れにより代謝機能障害を引き起こすことや,朝食よりも夕食の方が血糖値が上昇しやすいことが報告されており,“時間軸”,“摂食タイミング”の重要性が示されている.そこで,本稿では,体内時計の基礎から,体内時計と食・栄養素との相互作用について概説する.

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