生化学 SEIKAGAKU
Journal of Japanese Biochemical Society

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Journal of Japanese Biochemical Society 93(3): 283-290 (2021)
doi:10.14952/SEIKAGAKU.2021.930283

特集Special Review

大腸菌細胞抽出液を用いた無細胞系による高収量な非標準アミノ酸導入Fully productive cell-free genetic code expansion using Escherichia coli cell extract

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発行日:2021年6月25日Published: June 25, 2021
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タンパク質に非標準アミノ酸を部位特異的に導入する技術は,さまざまな性質をタンパク質に導入できるため,生命科学や医療の研究などにとても有用である.停止コドンを認識するtRNAとアミノ酸特異性を改変したアミノアシルtRNA合成酵素を用いて導入する方法が開発されている.無細胞タンパク質合成法は,生きた細胞では不可能なさまざまな合成条件でのタンパク質合成が可能であり,非標準アミノ酸の導入に適している.本稿では,大腸菌細胞抽出液を用いた無細胞タンパク質合成法による非標準アミノ酸導入の利点について概説し,アミノアシルtRNA合成酵素の立体構造解析に基づく合成効率の向上,標準のアミノ酸と同等レベルの高収量と高効率な非標準アミノ酸の導入例,およびFab抗体への導入と高効率な蛍光標識等について紹介する.

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