生化学 SEIKAGAKU
Journal of Japanese Biochemical Society

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Journal of Japanese Biochemical Society 93(3): 329-337 (2021)
doi:10.14952/SEIKAGAKU.2021.930329

特集Special Review

細菌におけるD-アミノ酸含有ペプチドの生合成Biosynthesis of D-amino acid containing peptides in microorganism

北海道大学大学院工学研究院Graduate School of Engineering, Hokkaido University ◇ 〒060–8628 北海道札幌市北区北13条西8丁目 ◇ N13 W8, Kita-ku, Sapporo, Hokkaido 060–8628, Japan

発行日:2021年6月25日Published: June 25, 2021
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微生物や植物が生産するペプチドには,D-アミノ酸を含有するものが数多く存在する.D-アミノ酸はペプチド構造の多様性の拡大や,生体安定性の向上,生理活性の発現に寄与しており,その生合成機構の理解は重要である.D-アミノ酸含有ペプチドの生合成では,多くの場合,アミノ酸ラセマーゼで遊離のD-アミノ酸が生成した後,アミノ酸リガーゼでペプチド結合を形成する.しかし,L-アミノ酸からなるペプチド上でのエピメリ化反応も一次代謝と二次代謝の両方でいくつか見いだされている.ペプチド上のエピメリ化反応では有機化学的に難しい位置選択的なアミドのαプロトンの引抜きが必要であるが,ペプチドエピメリ化はさまざまな戦略を用いてこれを達成している.本稿では,それらの詳細について紹介する.

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