生化学 SEIKAGAKU
Journal of Japanese Biochemical Society

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Journal of Japanese Biochemical Society 93(3): 349-358 (2021)
doi:10.14952/SEIKAGAKU.2021.930349

特集Special Review

D-α-アミノ酸やβ-アミノ酸を含む次世代特殊環状ペプチド探索技術の開発とその応用Ribosomal synthesis of macrocyclic peptide libraries containing D-α- and β-amino acids for drug discovery

東京大学大学院理学系研究科化学専攻Department of Chemistry, Graduate School of Science, The University of Tokyo ◇ 〒113–0033 東京都文京区本郷7–3–1 ◇ 7–3–1 Hongo, Bunkyo-ku, Tokyo 113–0033, Japan

発行日:2021年6月25日Published: June 25, 2021
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非タンパク質性アミノ酸を含有し大環状骨格を持つ「特殊環状ペプチド」は,タンパク質性アミノ酸のみからなるペプチドでは実現しえない高い生体内安定性や細胞膜透過性を示すことから,次世代の医薬品候補として注目されている.我々は人工翻訳合成法「FITシステム」による特殊環状ペプチドの大規模ライブラリー化と,in vitroディスプレイ法「RaPIDシステム」による迅速な医薬品候補ペプチドのスクリーニングを実現した.さらに,近年確立された改良型FITシステムではD-α-アミノ酸やβ-アミノ酸等のこれまで導入困難であった特殊アミノ酸の連続導入も可能となり,ペプチドの活性や安定性のさらなる向上が達成された.本稿では,これらのシステムを解説したのち,薬剤スクリーニングへの応用例を紹介する.

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