生化学 SEIKAGAKU
Journal of Japanese Biochemical Society

Online ISSN: 2189-0544 Print ISSN: 0037-1017
公益社団法人日本生化学会 The Japanese Biochemical Society
〒113-0033 東京都文京区本郷5-25-16 石川ビル3階 Ishikawa Building 3F, 5-25-26 Hongo, Bunkyo-ku Tokyo 113-0033, Japan
Journal of Japanese Biochemical Society 94(2): 188-195 (2022)
doi:10.14952/SEIKAGAKU.2022.940188

特集Special Review

cAMP/PKAシグナル経路を介したミトコンドリア品質管理の制御とMICOS複合体の関与Mitochondrial quality control regulated by cAMP/PKA signaling pathway through the MICOS complex

立教大学理学部生命理学科Department of Life Science, Rikkyo University ◇ 〒171–8501 東京都豊島区西池袋3–34–1 ◇ 3–34–1 Nishiikebukuro, Toshima-ku, Tokyo 171–8501, Japan

発行日:2022年4月25日Published: April 25, 2022
HTMLPDFEPUB3

障害が蓄積したミトコンドリアは,ユビキチンキナーゼPINK1とユビキチンリガーゼParkinの協同的な働きによりポリユビキチン鎖が付加され,選択的オートファジーを介して分解に導かれる.最近,PINK1とParkinの機能が細胞質のcAMP/PKAシグナル経路によって調節されていることが明らかになった.PKAはミトコンドリアタンパク質のMIC60とMIC19をリン酸化し,このリン酸化はPINK1とParkinの活性化を抑制することが示された.本稿では,このcAMP/PKAシグナル経路を介した制御に着目して,細胞内環境に応じたミトコンドリア品質管理の制御機構について紹介する.

This page was created on 2022-03-15T15:13:48.747+09:00
This page was last modified on 2022-04-06T10:14:20.000+09:00


このサイトは(株)国際文献社によって運用されています。