液–液相分離データベースを天然変性タンパク質の観点から整理する
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発行日:2022年8月25日
近年,液–液相分離(LLPS)に関連したデータベースが整備され始めた.そこには,LLPSを駆動するタンパク質や,実験の情報などが収録されている.主な四つのデータベースは,データの収集方針やエントリの単位なども異なるが,各々の特徴を理解すれば有用な情報が得られるだろう.収録タンパク質の多くは天然変性タンパク質であり,それ以外のものの大半は天然変性タンパク質と共存して液–液相分離を起こすものである.RNA結合ドメインを持つタンパク質が多くを占めており,RNAと共存し液–液相分離を起こすタンパク質の研究が進展していることがうかがえる.LLPS関連タンパク質の天然変性領域のアミノ酸組成は,これまで天然変性タンパク質データベースに収録されてきたものとは少し異なる特徴を持つようだ.
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