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公益社団法人日本生化学会 The Japanese Biochemical Society
Journal of Japanese Biochemical Society 94(6): 814-818 (2022)
doi:10.14952/SEIKAGAKU.2022.940814

特集Special Review

スプライシング阻害とRNA輸送Splicing inhibition and RNA transport

摂南大学農学部応用生物科学科Faculty of Agriculture, Setsunan University ◇ 〒573–0101 大阪府枚方市長尾峠町45–1 ◇ 45–1 Nagaotoge-cho, Hirakata, Osaka 573–0101, Japan

発行日:2022年12月25日Published: December 25, 2022
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DNAから転写されたmRNA前駆体は,核内でキャップ,ポリAの付加,スプライシングを受ける.そして,成熟mRNAとなり,細胞質へと輸送され,翻訳の鋳型となる.mRNA前駆体はスプライシングが完了するまで核に繋留され細胞質へと輸送されることはない.この現象は酵母においてもヒトにおいても保存されている.しかし,その機構については,特に遺伝子の構造が複雑なヒトやマウスといった高等真核生物では不明な点が多い.

本稿では,古典的な酵母の遺伝学的的研究から,化学遺伝学的手法と次世代シーケンサーを組み合わせたアプローチを用いて得られた知見をもとにmRNA前駆体の核内繋留機構について概説する.

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