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公益社団法人日本生化学会 The Japanese Biochemical Society
Journal of Japanese Biochemical Society 95(6): 747-756 (2023)
doi:10.14952/SEIKAGAKU.2023.950747

特集Special Review

液胞/リソソームアミノ酸トランスポーターによる細胞内アミノ酸ホメオスタシスCellular amino acid homeostasis by vacuolar/lysosomal amino acid transporters

1愛媛大学大学院農学研究科生命機能学専攻Department of Bioscience, Graduate School of Agriculture, Ehime University ◇ 〒790–8566 松山市樽味3–5–7 ◇ 3–5–7 Tarumi, Matsuyama, Ehime 790–8566, Japan

2愛媛大学プロテオサイエンスセンター(PROS)Proteo-Science Center (PROS), Ehime University ◇ 〒790–8566 松山市樽味3–5–7 ◇ 3–5–7 Tarumi, Matsuyama, Ehime 790–8566, Japan

3愛媛大学学術支援センター(ADRES)Advanced Research Support Center (ADRES), Ehime University ◇ 〒790–8566 松山市樽味3–5–7 ◇ 3–5–7 Tarumi, Matsuyama, Ehime 790–8566, Japan

発行日:2023年12月25日Published: December 25, 2023
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サイトゾル中アミノ酸濃度の調節は,細胞の生存・生育に直結する重要なプロセスである.その機構の一つとして,液胞/リソソーム内外へのアミノ酸輸送があげられる.そこで機能するアミノ酸トランスポーターは,近年同定が進み,出芽酵母ではトランスポーター間の機能重複が明らかとなっている.また動物リソソームアミノ酸トランスポーターがmTORC1を調節するトランスセプターとして,細胞内アミノ酸ホメオスタシスの重要なプレイヤーであることが示された.本稿では,これまでの液胞/リソソームアミノ酸トランスポーター研究の総括とともに,これらの調節機構と生理機能について最新の知見を紹介する.

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