液胞/リソソームアミノ酸トランスポーターによる細胞内アミノ酸ホメオスタシス
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発行日:2023年12月25日
サイトゾル中アミノ酸濃度の調節は,細胞の生存・生育に直結する重要なプロセスである.その機構の一つとして,液胞/リソソーム内外へのアミノ酸輸送があげられる.そこで機能するアミノ酸トランスポーターは,近年同定が進み,出芽酵母ではトランスポーター間の機能重複が明らかとなっている.また動物リソソームアミノ酸トランスポーターがmTORC1を調節するトランスセプターとして,細胞内アミノ酸ホメオスタシスの重要なプレイヤーであることが示された.本稿では,これまでの液胞/リソソームアミノ酸トランスポーター研究の総括とともに,これらの調節機構と生理機能について最新の知見を紹介する.
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